シーツの波に、二人の男の裸体が絡まっている。組み敷かれた男の肌は、存外に白い。胸に浮かんだ二つの胸の突起のうちの心臓のがわを、かぶさったほうの男の舌と唇がねぶり続ける。蛇のように長く太いそれが、ふと動きを止めた。口内に収めて、松永久秀は少し考えるふうな様子をみせて、灰がかった光彩をおよがせた。
「君が女の子だったら、うまく行ったんじゃないかな」
「んっ……その体勢で喋んな」
うめき、雑賀孫市は気だるげに両腕で覆っていた顔をあらわした。久秀の一言が、よほど癇に触れたらしい。眉がいっぱいにしかめられている。
「あんたが半刻もしないうちにおれの田舎臭さに飽きて終わりだろ」
「ふむ、わたしは君のような遊び女は好きなのだけれども」
久秀はそれまでゆるゆると触れていた孫市の胸から顔を離し、下半身に手をのばした。
「君はわたし以上に、わたしのことを知っているね」
孫市は喘ぐかわりに舌をうち、久秀は耳にしてさらに愉しげにした。
ガンソのファサリナさんについて考えていたら考えつきました。のでタイトルはファサリナさんのヨロイの名前から。